PCの大掃除

TV録画や開発、PCオーディオなど、メインで使っているPCを昨日、2時間かけてメンテナンス(大掃除)した。

時間には余裕を見て、録画予約の入っていない日時(時間帯)を選び、最大で6時間かかっても大丈夫なようにしておいた。

準備をしてPCの電源を落とし、夏で熱くなっているため15分から30分さましているあいだ、手書きで簡単に作業手順書を作る。これを見ながら作業をするということはなかったが、頭の中で事前にやること、順番が整理されたのでスムーズに作業を進めることができ、結果的に短時間で作業を終えることができた。ミスもなく、余計なところを壊すという最近多いボケもなく終えた。

普段の設置場所からPCを引っ張り出す。この時点でかなり大変なのである。ケーブルがたくさん繋がっているのは当然なのだが、録画データの保存用にHDDを増設していった結果、電源容量が不足し、補助で電源を2台使っている。ケースが電源2台に対応していないため、補助の電源はケースの外にある。それを本体と一緒に作業領域まで引っ張り出すのが骨なのである。

無事に引っ張り出す。手順書通りの作業を始める前に、ケース内の清掃をすることになった。特にトップフロータイプのCPUクーラーのファンの直下、フィン上部の埃がヒドイ。その他のケース各部も埃だらけなので、この際だからと丹念に掃除していく。結果から書くと、メンテナンス終了後、同等の負荷をかけた時にCPUの温度が10~20℃は下がるようになった。CPUクーラーの掃除は定期的に必要だと痛感した次第。

今回のメインの作業が電源の交換とHDDの交換なので、まずは電源を抜く。前述の補助で繋いでいる外部の電源ユニットを外し、身軽にする。HDDはSATAケーブルと電源ケーブルを抜いておき、コネクタの破損を防ぐ。電源ユニットを取り外す。プラグインタイプではないうえにケーブルが太いのでかなりケースの中を圧迫している。ATX24ピンコネクタを抜くのに手こずったが、あとは順番にケーブル1本ずつフリーにしていき、ケースの外に出していくことで外すことができた。

交換後の電源は今までサブでケースの外からHDDにだけ、連動で電源を供給していた電源である。今までメインで使っていたものが600W、交換後の電源が550W。グラボが電源不要なクラスを使っているとはいえ、HDD5台搭載。これで賄えた。今まではHDD6台であったが。古い電源はSATAコネクタより4ピンコネクタが多い時代の古い電源。さらに、12Vが4系統に分離されていて容量の割には高負荷に弱いタイプ。550Wの方は、SATAコネクタが主流の時代になってから買ったもので、12Vは2系統。1系統よりはフルロードに弱いが、グラボに電源を供給しないので、大丈夫なのであろう。

HDDの交換である。今回は、録画データを保存していた、WD GREENの2TBのHDD 2台を、修理上がりのWD GREENの2.5TB 1台に纏め、さらに冷却を考えて、ベイの中での配置を考え直そうというものである。この2台のHDDに保存した録画データを消してきた上に、新規録画をこのHDDに行わない設定にしてきたので、合計4TBが必要でなくなり、2.5TBで足りるようになったのである。また、新規録画は別のHDDで回せるので、とりあえず保存しておけば良い、台数を減らしたい、という計算である。

これもうまくいった。夏場だし、安いケースでHDDの冷却が弱いのであるが、作業前よりはHDDに優しい環境をつくることができた。

また、今回の作業で、余計なコネクタが、HDDや筐体、マザーボードの間でショートを引き起こし、不意なリセットを起こしていた可能性も見つけ、養生しておいた。今まで手抜きで、場当たりで組んでいたツケをすべて解消した形である。

最近、電源をタンデムにしたせいで手前に出すことをサボっていたため、サウンドカードのアナログ出力から左チャンネルが出ない、と故障を疑っていたのであるが、単純に左チャンネルのRCAピンプラグをデジタルの同軸出力端子に接続していたミスと分かった。見ないで結線していたが故のミスである。

ケース内部の掃除、I/Oパネルをしっかり見ての作業と、やらなければいけないことが定期的にあることが分かり、当たり前のことを勉強しなおした感じがある。作って終わりではない自作PCはやはり楽しい。今回、お金使ってないし。

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