自宅サーバで音楽再生履歴を管理・集計している理由

自宅サーバで音楽再生履歴の集計を始めたのは2008年の11月、3年前。当時、毎日のように使っていたmixi(今もアカウントはある)のサービス、mixiミュージックのサービス終了にともなって、無くなるなら作るか、といった感じのものだった。

似たようなサービスは他にも過去にはあったが既に終了してしまっていたりして、今併用しているLast.fmを知ったのはとりあえずバージョンを動かし始めてからだった。

プレイヤー側だけでなく、サーバ側で再生履歴を管理した場合、私が欲しい、というか得られる利点をまとめると以下のようになる。基本はプレイヤーとしてiTunesの機能をベースに考えている

再生日時には最後のものしか残らないので、履歴の積み重ねができない。いつ、どれだけ、どの曲を聞いたのかを積み重ねていくことはプレイヤー単体ではできない。もしできたとしても、そのデータを有効に使うにはリレーショナルデータベース(以下RDB)のようなものを使わなければ速度的に使えたものではない。

プレイヤーで管理できる再生回数は、「トラック」に対するものであって、「曲」に対するものではない。具体的に書くと、私が今、一番聴いている曲はSuperflyのAlright!!であるが、これは、iTunes Storeで購入した配信限定シングル、シングルDancing On The Fireのカップリングに収録されているライブバージョン、アルバムBox Emotionsの1曲目、シングル愛をくらえ初回盤のおまけDVDのライブからリップしたものの4トラックがライブラリ内にある。iTunesにしても、foobar2000にしても、再生回数を管理、カウントする場合はこれらを別個にカウントするし、そうすべきだと思う。が、全体としてよく聴く曲を集計したい場合はこれらの合計値が欲しい。それを出すならサーバに送っておいて計算すればいいだろう、という考えである。

今、私の自宅サーバで再生履歴を見ることができるのは直近の10トラックと、よく聴くアーティスト30、よく聴く曲50、それとそれぞれの月別集計である。レイアウトはセンスが無いので適当であるが、RDBにデータさえ残しておけば、見た目はいくらでもあとから作ることが出来る。

過去に送信した全トラック履歴をページングして見る機能は以前作ったのであるが、削除・編集機能などと合わせて出したいので保留にしている。また、削除・編集をするのであれば見るだけと違ってユーザ認証が必須になるので面倒になる。見せるだけなら誰に見せても関係ないし。アダルトビデオの閲覧履歴を公開してるわけではないのだし。

Last.fmは30秒未満の楽曲を管理対象外にしているのと、標準アプリが時々あやしい動きをするのでデータが正しくなくなってしまっているので、自宅サイトの参考用に使っている。目標とでも言うべきか。もっとも、自宅のサイトをSNSにするつもりは全くないけれども。ユーザ数限って公開するつもりはあるけれども。

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