迷惑メール対策

最近、Gmailがシェアを高めているようなので、自分で迷惑メール対策を進んでやろうという人も少ないのではないだろうか。

メールクライアントはなんですか?というネットアンケートで、Thunderbirdとか、Mail(Apple)、MicrosoftのOutlook Expressの後継品(名前を知らない...)などを抑えてGmailがトップだったアンケートがあるくらいだ。

が、私のGmailアカウントにはなぜか毎週1通のペースで競馬に関連したSPAMが必ず届く。フィルタリングして欲しいものなのだが。

で、私はメールはThunderbirdで読んでいる。サーバは自宅サーバ(ubuntu Linux)のIMAPである。自宅サーバへ直接SMTPで届くメール(DDNS)もあるし、プロバイダに届いたメールをPOPでポーリングしてIMAPのメールボックスに入れているメールもある。両者を区別せず、同列に、同じメールボックスに入れてしまっている。

送り返す時に、Thunderbirdで自宅サーバのアカウントとプロバイダのアカウントを切り替えて送信できるようにしているだけだ。

で、迷惑メールフィルタはThunderbirdの迷惑メールフィルタ機能は切っている。その理由はIMAPの利点が生かせないからである。

IMAPの利点は、端末を選ばずにどこから見ても同じメールボックスを使えることにある。PCを取り替えても、故障して一時的な代替機からのアクセスでも、極端な話ネットカフェからでも(セキュリティは別にして)、スマートフォンからでも同じメールを同じ状態で見ることができるのが利点だ。

が、それを一つのメインで使っているPCのクライアントアプリの迷惑メールフィルタ機能で迷惑メールの振り分けをしてしまうと、他のクライアントからアクセスしたときには迷惑メールが振り分けられない、受信BOXにそのままの状態で見えてしまうことになる。

迷惑メールフィルタの学習状態を引き継がなければメインPCを取り替えたり、何らかの都合で再インストールを行った直後もこのような状態になるだろう。

だから全てサーバ側で迷惑メールのフィルタリングを済ませている。不完全ならその都度学習させて精度を上げてきた。だんだん目にする機会は減ってきている。新しいところからの出会い系メールは目にするが、学習させた出会い系サイトからのメールは見ることが無くなる。

それはここ半年で2回メイン環境を変えたにもかかわらず迷惑メールの取り扱いが変わっていないところからも利点としてあげられる。

ただ、この方法、自宅サーバを自分で占有しているからできるのであって、たとえば家族がいて家族に同じことさせられるか?となったら別の問題になる。今は新しく学習させたい迷惑メールを主導で振り分けておき、ある程度たまって暇な時にサーバのシェルで学習コマンドを叩いているけれども、それはサーバに自分のアカウントでログインしたままにしておける状況にあり、CPU切替器でサーバのコンソールがすぐ出てくるから出来る芸当だ。複数のアカウントでこれをやるなら、SSHでログインしてコマンドを打つか、Webインタフェースを作成するかどちらかをしなければ運用できない。

自宅サーバを持っている目的は、IMAPメールサーバと迷惑メールのフィルタリングだけではないので、その他にも目的はあるので(開店休業状態ではあるが)、大げさとも言い切れないのであるが、万人に勧められるほど気楽ではない所が難しい。

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