最近観た映画の原作を2冊立て続けに読んだ。
「阪急電車」と「八日目の蝉」。
どっちもよかった。よかった、というのは、映画に対して優劣がつくつかないではなく、映画と原作どっちが先でもほぼ同じように楽しめる(感想を持てる)という意味である。
おおよその筋については映画は原作を壊していないし、映画を先に観た私は原作を読んでいなくて理解出来ないことは特になかったし、原作を読んで「原作ではこういう設定(登場人物)もあったのか」という事はあっても、原作を読んでから映画を観に行けばよかったと後悔はしなかった。
「ノルウェイの森」がこの真逆にある。
「阪急電車」については、Twitterで少し書いたところ、公式サイトが見つかり、そこで続きというかアナザーストーリー(関西圏の私鉄の駅構内の柱ポスターで公開したものらしい)が読めた。予想より壮大だった。個人的には今津南線でのスピンオフあたりかな?とか思っていたのだが原作では今津南線がストーリーではなく設定上は登場するのでそれはありえないとわかった。
「八日目の蝉」は映画は2時間ドラマを意識してあの構成にしたのかな?とか思った。原作の構成のほうがスッキリしていてよかった。小豆島の写真館のエピソードは映画のオリジナルであれはよかったけど、ラストは原作のほうがよかったな、個人的に。
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