私はメールを主にThunderbirdを使って読んでいる。今はLOOXでしか使わないが、すべてのマシン、もちろんサーバも含めてThunderbirdで自宅のIMAPサーバのメールを読めるようにしている。
Thunderbird以外にも、SquirrelMailをインストールしているから、携帯(PCサイトからの変換が必要)やDSからもアクセスできる。
そこで、Thunderbirdの表示設定なのだが、昨年の春まで、EeePCを買うまでになるのだが、は、3ペインで表示していた。左にフォルダツリー、上にメール一覧、下に本文のレイアウト。便利であり、メールを選択すると同時に読み始められるので重宝していた。
しかし、EeePCでメールを読むようになって状況が変わった。といっても今は使っていないのだが。EeePC 4G-Xの800×480サイズの画面では3ペイン表示ではほとんど内容が見えない。こればかりはどうにもならず、以前の職場で共用されたメール本文を表示しない2ペインで使い、メールを読むときは一覧から選択し、Enterキーかダブルクリックで別ウインドウに表示して読むようになった。
しかし、これはこれで非常に便利。HTMLメールなどは大きな画面で見た方がいいものだ。テキストのメールニュースでも大きなウインドウに表示した方がスクロールしないで見れる範囲が広がるから楽なのだ。そして一番のメリットは、procmailなどでの振り分けをすり抜けてINBOXに入ってしまったメールを、未読状態のまま、手動で移動できることなのだ。
3ペイン表示では、メッセージを選択したら表示が始まるから開封状態になってしまう。もちろん、ここにタイムラグを設定して即時開封にしないことも可能だが、今度は一行メールのようなものを見たときに未読のままになってしまうこともでてくる。
マウスが使えるのなら、Thunderbirdなら一覧の「・」をクリックすることで未読と開封の状態は切り替えられる。3ペインだとこれを使う頻度が高かったのだが、2ペインにしてからは長文などの理由で途中で読むのを辞めて未読に戻したいとき以外はほぼ使っていない。
以前の職場ではHTMLがらみのセキュリティ対策で2ペインを強制させられていたのだが、ここへきて何気に便利な形なのだと再認識させられている。
最後は個々の使い方においてどこに重点をおくかなのだろうが。POPユーザならそのマシンでしかメールをしないからあまり重要ではないかもしれない。しかし、私のようにIMAPを使っていて、なおかつ複数のマシンで同じアカウントのメールを確認することがあるのであれば、未読/開封状態はチェックにおいて重要になってくるのだ。開封メールは携帯などの貧弱な環境からのアクセス時には無視できるからである。
普通の人はここまでする必要はないのかもしれないけれども。
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