熱いレースだった。
逆転チャンピオンを狙うには、ハミルトンの前でのゴールが必須のライコネンが序盤で前に出て逃げる。ハミルトンが続いて、そのまま終わるかと思った終盤、雨が来た。スパはスパだった。
雨の中、ハードタイヤでハミルトンが差を詰めてライコネンとバトルに。さらに雨が強くなってきわどいバトルになった。
ハミルトンが仕掛けたところ、私にはライコネンが抜かせまいと意地になって当てるように寄せてきたように見えた。それをよけたハミルトンがシケインでコースアウトし、結果的にショートカットになってしまった。道を譲ったのだが、1コーナーで抜き返してハミルトンが前に。
次のラップでハミルトンの前がふさがって立て直している隙にライコネンが前に。しかし、その次にライコネンがスピン・クラッシュ・リタイア。あっけない幕切れ。
結局、ハミルトン、マッサ、ハイドフェルドの順にフィニッシュ。アロンソが4位に入った。
磐石かと思ったが、中継終了時にハミルトンに25秒のペナルティが。ライコネンとのバトルのときのシケインショートカット、その後に譲ったが、すぐに抜き返したのが気に入らないらしい。ライコネンのブロックは無理があったと思うのだが。その点はお咎めなしのようだ。ポイント圏外だし。
でも、こういうペナルティはレース中にやってほしいな。残り2周での出来事だけど、ラップ落ちてたからなんとかなったんじゃないかな?一旦結果が出た後のペナルティは見ていて納得いかない。
マッサ1位、ハミルトン3位になったので、ポイント差が4点つまり、2点差になってしまった。きわどい。いやな展開だ。去年の展開が見えるが、ライコネンが調子を取り戻せば、ポイントが割れるのは、マクラーレンではなく、フェラーリ。ハミルトン視点で考えるとライコネンの復調が鍵かもしれない。
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