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一冊の本を買った。水溶きアクリル筆塗りによってプラモデルを塗装するという本である。
使う塗料は、タミヤのアクリルミニ、クレオスの昔からの水性ホビーカラーでも同等でもあるが、あまり相応しくない(後述)。

本をよく読み、著者から直接Twitterで指摘された点であるが、この本の技法(3割の水で薄めた塗料を使う)では光沢塗料はよろしくないらしい。つや消しがベスト、次点でメタリックらしい。

ということで、作例もつや消し仕上げの戦車、戦闘機、軍艦となっている。

クレオスの塗料が相応しくない、と私が書いたのは、クレオスの水性ホビーカラーのミリタリー色が光沢塗料か、半光沢塗料になっているからである。実際、ちび丸艦隊を作り始めた頃使っていたがアクリジョンの同名塗料と比べてもテカテカの仕上がりとなっている。

メタリックがいけるということで、完全な適用ではないが、水性ホビーカラーを使う練習ということでミニ四駆の予備ボディを塗ってみた。乾燥時間の関係か、筆の流れが重い感じがするが、アクリジョンの最大の欠点である「ダマ」はほぼできない。塗料の臭いはやはり久しぶりに使うと気になってしまうが、サーフェイサーやプライマーを併用している今、それらよりはマシなレベルである。

価格も性能の一部という私の評価基準を入れると、乾燥時間と臭い以外のアドバンテージが逆にアクリジョンになくなってしまった。水溶きアクリル筆塗りの技法以外の部分でも通常のアクリル塗料メインに戻そうと思う。

そして、この本の技法を試すための最高の積みプラがわが家にはあってちび丸戦車(チハ)とたまごひこーき(フォッケウルフ)である。どちらもスケールモデルのガチの作例が(ドイツ戦闘機はメーサーシュミットであるが)本にあるので、やってみようと思う。

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