スポーツ中継のカメラワークについて

久しぶりのバレーボール中継、世界バレー・女子のペルー戦を見た。

試合は3-1で無事日本が勝ったので問題はない。というか、いつまで竹下をスタメンセッターで使い続けるのかが心配なのだけれどもそれは今回は置いておく。

前から思っていたスポーツ中継のカメラワークについて書きたいと思う。

最近、いたずらにアップにしすぎると思うのだ。バレーボールの中継で、ボールと天井のアップが画面いっぱいに映って何が楽しい?何がわかる?未来のプレーヤーは何を勉強できる?

トスであれば、セッターとアタッカー、ネットの位置関係を画面内にいれて固定した上でボールの軌跡がわかるようにしなければトスのすごさ、そのセッターの技術的優秀さは伝わってこない。

実況や解説が揺れたサーブです!!!などといくら騒いでもそのボールの動きに合わせてカメラを振ってしまったら画面からはすごさは全く伝わらない。

何もバレーボールに限った話ではなく、サッカーでも同じことが言える。

サッカー中継はほとんど見ないので、スポーツニュースでダイジェストで見るのがほとんどだけれど、よく「スーパーゴール」などと紹介がある。

これも、蹴った後でカメラがボールを追いかけてしまうからどうすごいのかがわからないし、ボールが揺れている様子も伝わらない。人が小さくてもいいから、シュートを打った地点からゴールまでは一画面内でおさめておくべきだろう。ボールの軌跡がイメージできなければすごさは画面からは伝わらないと思う。

なんだか、高倍率ズームレンズを買ったら嬉しくて意味もなく望遠側だけ使ってしまう、みたいな現象と近くてなんだかなぁ、と思う。

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