今日から、東武の会津フリー切符を使っての旅行。切符は喜多方まで買った。この切符は4日間有効で、下今市〜喜多方間の東武鬼怒川線、野岩鉄道会津鬼怒川泉、会津鉄道会津線、JR東日本磐越西線が乗り降り自由になる。
北千住からスペーシアきぬで鬼怒川温泉に向かう。2時間弱の旅。スペーシアはシートピッチが広いので大柄な私でも快適に乗車することができる。贅沢を言えばシートの幅を広く、背もたれを長くしてもらえるとよりよいのだが。
終点の鬼怒川温泉で下車。次の列車へは約40分の待ち合わせ。買っていなかった帰りの特急券を購入し、駅前の足湯へ向かう。駅前広場の一角に足湯がある。6月に来たときには利用しなかったが存在をチェックしておいた。今日は待ち時間を利用して利用する。短時間で気軽に利用できるのでよかった。雨だと厳しいが。
東武から直通の快速会津田島行きに乗車。4両のうち前2両が終点の会津田島まで向かう。野岩鉄道会津鬼怒川泉は、さすが公団が作った路線という感じの高規格路線。また、トンネルが連続する山岳路線。車窓はほとんど楽しめない。会津高原尾瀬口からは会津鉄道になるが、列車は直通、乗務員も直通。終点の会津田島に到着。駅前にはC11が保存されていた。
ここで、40分の待ち時間。一旦改札を出るように促され、駅舎内の待合所で待つ。会津田島は駅前には広いロータリーがあり、また、駅舎には観光案内所や土産物屋、食堂などがあり非常に広い。駅前にはあまり店がないが地方の主要駅といった感じだ。
その後、会津鉄道の会津若松行き列車に乗り、塔のへつりで下車。次の列車までの1時間の待ち合わせ時間を利用して塔のへつりを観光する。駅からは300mの案内。一本道なので迷う心配はない。土産物屋の客引きを無視して川へ向かう。ここは侵食された岩を見るところ。吊り橋がかかっていて渡って対岸へ向かう。吊り橋は結構いい感じで揺れるため一気に渡らないと怖くなる。また、橋の上下動と自分の歩くリズムの上下動がずれると揺れが増幅されるので厳しくなる。
30分ほどで見学を切り上げて、塔のへつり駅舎内で座って列車を待つ。無人駅だが、自販機もトイレもある。目的地の大内宿のある湯野上温泉駅へは一駅。5分で到着。
湯野上温泉駅は全国唯一の(と言われる)かやぶき屋根の駅舎を持つ駅。駅は有人駅で切符を提示しなければならない。駅舎内には囲炉裏もあり、お茶の道具もある。
大内宿へはここからタクシーになるのだが、その前に駅前の宿で温泉に入る。今回はえびす屋に行った。駅から程近い宿。500円で入れる。宿と道の反対側にある、川沿いの露天風呂に入れる。露天だが天井がある。川の方向の視界は開けているが、開放感を求める人には向かない風呂。また、洗い場もないためつかるだけになる。
入浴後はタクシーで大内宿へ。タクシーで10分ほど、初乗り500円で1940円で到着。宿の裏までつけられるらしいが、宿までの間を観光するため大内宿入り口でタクシーを降りた。大内宿の中央ほどに今日の宿、本家扇屋がある。
一旦宿に入って荷物を置いて休憩し、夕食前に大内宿の中を歩く。入り口から宿までは先に歩いていたため、宿から突き当りまでを散策。30分もかからずに回れた。ただし、16:00を過ぎると閉める店が出てくるので、本格的に堪能したい場合はもっと早く到着にしたほうがよいかもしれない。
18:00から待望の夕食。品数が多い。すいとん、岩魚の塩焼き、馬刺し、山菜、ほかいろいろ。一応全部食べたが満腹を通り過ぎた。食事の後半から宿の名物女将?を交えてのお話タイムがはじまり、非常に盛り上がった。食事が囲炉裏端に全宿泊客が集まってのものだけに面白い。今日の客は自分を含めて6人。民宿だが、盛り上がったユースホステルを思い起こさせるノリだった。懐かしかった。
食事タイムの終わりは突然。21:00から工事で断水するとのこと。風呂はそれまでに、という話が急に、思い出したように出た。自分は先に入浴していたので問題ないのだが、この時点で19:30を回っていたので風呂に入る人にとってはあわただしいことになった。
食後は街灯ないけど夜景もいいですよ、の声に宿の前まで出てみるが、寒いのですぐに引っ込んだ。たしかに、街灯がなく、各建物の屋号だけに明かりが灯っており不思議な幻想的な感じだ。空にはたくさんの星、星座なんてわからない。星が多すぎて全くわからなかった。
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