万年筆のインク

昨年の秋頃に、ダイソーの100円万年筆をカートリッジで使い始め、実家に帰ったら、5~10年くらい前に買ったと思われる、パーカーのカートリッジを使うことのできる、ピエールカルダンと書かれたそれほど効果でなさそうな万年筆を見つけ、それらを使ってきた。

その後、雑誌の付録に万年筆がついてきたら買ってしまい、3000円以下で買えるような万年筆を数本買い足して今10本くらいのラインナップ。

今はごく一部を除いて全て(ダイソーの100円のでさえも)コンバータをつけてボトルインクを使っている。初めて買ったメインの万年筆がパーカーIMでそれにコンバーターをつけてボトルインクデビューしたので、当然使っているのはパーカーのインク、色はブルーブラックである。

このインク、他社のコンバータに対しては透明度を保っているのだけれども、パーカーのコンバータをつけた万年筆に充填しているとコンバータがインクで濁って中のインク残量が見えにくくなってしまう。受精の組み合わせでナゼ?という思いもあるが、その程度の感覚で洗うのですよ、というメッセージと受け取って近いうちに掃除しようと思っている。

そんなボトルインク、パーカークインクは普通の瓶に入っているので、フタの広さは充填作業には大きくもなく小さくもなくいい感じなのであるが、残量が半分以下になった最近、かなりペン先を沈めるのが大変になってきた。そこで瓶を変形させたり機能的にしたりして最後まで快適に、変わらぬ間隔でインクを充填できるメーカーのインクに切り替えることにした。

買ったのはパイロットの70ml瓶のものである。これはフタをして逆さにすると、残量にかかわらず、ふたを開けた場所にあるインク充填エリアにインクが貯まるので、インクが残っている限りはいつも変わらぬ感覚で充填ができる、瓶のヒット作である。
また、パイロットには1Lでの大瓶によるインクの販売もあるので、これが割安で格安であるから非常に買うのが楽しみな製品なのだ。

万年筆でボトルインクを楽しんでいる方々を雑誌やネットで拝見していると、いろいろなペンにいろいろな色・性質のインクを充填して使い分ける、ということをしている人がたくさんいますが、私は、ペンの本数に限らず、インクはブルーブラックが一歩なればいい、という考え方をしていて、複数のペンを交代で使ってもあまり変わらずに欠けるとうい状況しています。個性殺し、かもしれませんが、書き心地はそれぞれ違いを感じらるので、いいものを買えるようになるまでに、手を鍛えておこうと思っています。

それにしても、複数の万年筆に一緒にインクを満タンに充填して、ローテ-ションで使っていると、次から次へとインク切れになって順番に全部充填しないといけないことが多々あるのだけど、寝かせている期間、書いた文字の量、ペンゴトノインクフロー、全て違うはずなのにインクの充填は連続してよくやっている。1日1本なので、まとめてやることはないのですが。この現象に名前をつけたいけれども、いいものが思いつかない。なにかないかなぁ。

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