ホントに困る、AKB48のシングルの販売方法

まぁ、世間一般に、報道にといいますか、AKB商法と言った場合、CDに握手券とか選挙権(投票券)、いわゆるおまけをつけて複数枚の購入を促して売上を増やす(水増しする?)方法という言われ方をしているような気がする。

でもそれって本質ではないと思っている。「券」とは別にCDが欲しくても複数枚購入しなければならない状況が困っているのだ。

例えば、通常のシングルの場合。Type-AとType-Bがでる。それに加えて劇場版がでる。劇場版は握手券が特殊なのもあるのだがそれはこの際おいておいて、違いはカップリング曲だ。インスト(off vocal version)を抜くと、3曲収録されている。で2曲目までが共通で、それぞれのバージョンで3曲目だけが違うのだ。だから、その違う1曲を聴きたい人は別のCDを買う必要がある。配信でいい人は配信でもいい。私は劇場版の分だけは配信で済ませている。去年のジャンケン選抜のあとに出た「チャンスの順番」は3種類のCDを通常に販売したし、最近のグループ内ユニットも多くの種類のCDを出す傾向にある。

次、アルバム。

私は、グループ内ユニットではノースリーブスが好きなので、正月に出たアルバムを購入した。それぞれのメンバー(高橋みなみ、峯岸みなみ、小嶋陽菜)のソロ曲が入った限定バージョン3パターンと通常盤の4パターンが出たと思った。

で、買ったのは高橋みなみバージョン。で、通常盤をレンタル屋で借りてきた。

比較。限定版は11曲、通常盤は12曲収録。通常盤には限定盤に収録されていない曲が2曲あった(詳細はWikipediaに書いてあるが改めて調べるのが面倒なので時間があって興味のある人はノースリーブスのアルバムの項目を見て欲しい)。限定版にはソロ曲と、そのメンバー参加のユニット曲が収録されている。この比較でいると、他の2人の限定版を揃えたとして、増えるのは4曲だろう。おまけも付いてきたけど。

でも、ソロ曲をそのメンバーの限定盤を入手しないと聴けないのはわかる。でも通常盤も買わないと聴けない曲があるのはおかしいな?とおもった。

で、最初のシングルに戻す。シングルのカップリング曲は、アルバムよりシングルの販売ペースが多いアイドルだからカップリング曲がアルバムに収録されないケースがほとんどだ。で、それがファンに拾われて、「リクエストアワーセットリストベスト100」のイベントで出てきたりするからチェックしないわけにもいかない。

また、この前まで放送していたマジすか学園2のオープニングテーマ「ヤンキーソウル」はシングル「Everyday、カチューシャ」のType-Aの3曲目。他のCD買っても聴けない。うまくできた商売。

別に総選挙で投票するために箱買いしている人だけがAKB商法の「お客様」ではないのです。普通にシングルCDのカップリング曲を全部聴きたい人もそのただ1曲だけ、ジャケットと1曲違うだけの他が全く同じCDを買わざるを得ない、そこがホントの問題なんだな。何の役にも立たないインスト削って1種類にして欲しいと願う。普通のと劇場盤だけでいいと思う。劇場盤はついてくる握手券の仕組みが違うからなくせないとは思っている。

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