てんかんと免許と不景気と仕事

少し前にてんかんと免許更新制度について少し書いた。

もう少し書いてみようかと思う。

この不景気なので、仕事を絡めてみる。

栃木県のクレーン車の事故は同じ病気の人間としては非常に残念な出来事だった。でも、同情の余地はかなりあるのだ。

それは、彼の発病のタイミングと今の仕事を得たタイミングを知らないから正確には述べられないのだけれども、確実なのは、病名と運転免許制度の事実を職場が把握したとすれば彼は失業するということだ。

栃木県という場所、都内と違って通勤・生活にも車が必要だったかもしれない。

そう考えると責めてばかりもいられないのです。同じ病気を持つ人間としては。

もちろん、被害者のことを考えることも大事。でも、「てんかん」という病気になった、車が運転できなくなった、それまでの仕事が出来なくなる、新しい仕事が見つかるか?生活していけるのか?誰か保障してくれるのか?誰か相談してくれたのか?考えてしまう。

医師は診断する。車の運転を止める。しかし、生活の保証まではしてくれない。

会社は運転できなくなった人間からは仕事を奪うだろう。別なポストがあればいい。でも運転できない人間がいらないような職場であれば失業者だ。そこから先、どうすればいい?

運転する必要のない仕事なら法には触れない。ただ、発作の頻度が高い人間であれば、この不景気だ。好き好んで雇う会社などないだろう。

もちろん、今回の事故は未然に防がなければいけないものだったし、あの人は運転すべきではなかったし、免許の更新などは正直に手続きをしなければいけなかったと思う。

ただ、事故を防いでも、病人を世間から隔離しても、病人の生活、仕事は保証されない。

そんな世の中ではない、と思わせる世間であって欲しい、とも思うのだ。

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