途中までだけれども、先月ダウンロードした、原子力発電所に関するブルーバックスのPDFを読んだ。
気になったところを少し。
まず、現状は、原子力発電所を24時間稼動させていて、時間変動する分の電力の供給に火力発電や水力発電を使っているという記述。
これは原子力発電所の特性上、すぐ止める、ってことができないから動かしっぱなしにしているってことなんだろう。まぁ、すぐ止められるなら、福島だって今頃止まってるだろうし。
で、何を思ったかというと、単純に今の原発を置き換えようと思ったら、24時間稼働できる発電システムでないと置き換えにならないということだ。そうでなければ今のシステムを変えなければならない。
太陽光や風力は安定して24時間365日、電力を供給できるものではありえないから、どんなに数作っても、他の仕組みを変える(他の発電所との関係を見直すとか、電気の使い方を根本から見直すとか)ことを同時にしないと駄目なんだろう。
このあたりが、石原都知事のあの、発言に含まれるのかなぁ?などと考えてみたりもした。
発電所を東京に作ったらどうか?という問題。安全なら、というけど、あれ、結構、広い土地が必要。で、まぁ、地価の問題は置いとくとして、都心に巨大な?原発作ったとすると、その分、オフィスや工場や、街が縮小する。
それは、原発を避けるからではなくて、「安全だ」という仮定(福島の事故がなかったという話で)のもとで考えても、土地が減るんだから、その分電気を消費する「都会」が小さくなる。
すると、電力消費量が少なくなるから、「発電所いらねぇ」となっていく……
詭弁です。おもいっきり詭弁です。自覚してます。
でも、そういうもんでしょ?東京湾に原発、っていうけど、羽田空港があれだけ拡張できたのも今の時代になったから。成田空港作った時代に羽田空港が今の規模にできていたら成田空港いらなかったかもしれない。
そのくらい東京湾の沖合埋立も難しい。
いろいろ考えたり調べたりすることは多そうだ。
コメント