IMAPの購読設定

仕事でIMAPサーバの構築・設定・WebMail構築をしている。すべて自宅で構築済みなので特に新鮮なところはなく、最新バージョンの導入とバグ調査、設定のドキュメント化を中心に作業している。
自宅サーバではユーザが自分一人しか存在しないので、マルチユーザ環境の考慮はしていない。仕事ではそこが問題になる。
ユーザを複数設定し、さらに共有フォルダの設定も行う。共有フォルダはネット検索で複数ヒットし、試行錯誤の上で設定ができた。昨日の事だ。
次にはこの共有フォルダを「購読」設定しなければならない。IMAPではフォルダの「購読」設定ができ、設定していないフォルダ階層は一覧表示に出ないようにできる。共有フォルダは設定しただけでは「購読」になっていないため設定が必要だ。Thunderbirdでは普通に「購読」設定に入ると設定した共有フォルダが一覧に表示されるので選ぶだけでよかった。
WebMailの元にしようと考えているSquirrelMailでは設定ファイルを変更しなければ共有フォルダは「購読」設定対象として表示されなかった。これもネット検索で解決。
次の目標にはこの「購読」の状態に新規ユーザを対応させたかった。個々人のアカウントを作成することになった場合に、業務で必須になる共有フォルダの「購読」設定を各人に行ってもらうのは余りにも不親切だと思った。しかし、設定ファイルではなさそうな雰囲気だった。Maildirの配下には共有フォルダのうち「購読」設定したものと同じフォルダ階層が作られるがそれらは実態ではないようだった。検索をしてもそれらしいものはない。
そのうちPHPのimap関連関数のドキュメントに当たった。これを利用して購読の設定・解除を行うことができることも確認できた。あまり探しても意味がないのでユーザ追加時にスクリプトを実行することで逃げることにした。初期設定なのだから充分であろう。
次の目標にメールの振り分けを考えた。新着のメールを共有フォルダに入れたいと考えたのだが、家で使っているprocmailでの振り分けではうまくいかなそうだ。仮の設定ファイルを記述してメールの取り込みをしたがエラーになった。プロトコルやメールボックスの形式を深いレベルで理解していないのが原因だと思うのだが仕方がない。
書いていて思いついたのが、共有フォルダをあるアカウント(専用アカウント)のMaildirにしてみるというもの。これならそのアカウントでメールを普通に取り込めば他のアカウントからは共有フォルダにメールが届いたように見えるはずだ。自アカウントのMaildirの下ならprocmailでの振り分けも可能になる。実験の余地はあるかもしれない。残り時間で実験してみよう。

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