私の特殊な?使い方と合わせてブラウザを比較してみる。
IEとSafariは体に合わないので、FirefoxとChromeの比較になる。
まず、前提になるのが私の使い方。かなり特殊な使い方をしている。
ブックマークはほとんど使わない。使っているブックマークもほとんど昔に登録してそのまま使い続けている物がほとんど。銀行系とか、ポータルとか。
検索は新規タブ開いて検索窓に入力するから検索サイトを開かないからアクセスしない。だから、Googleの季節限定トップページを見たことがない。
ブックマークしないのは気づくとデッドリンクになることがほとんどだから。繰り返しみたいページならタブで開いたままにしておく。ブラウザを再起動したときにデッドリンクなら開けないからそこで捨てればいい。情報として残しておきたいならブックマークする必要はなく、Evernoteにクリップしてしまったほうが確実。常時接続と検索のレスポンスと精度を考えると主なサイトはブックマークするより検索したほうが速い。
で、タブは常に30~35位開いたままにしている。開いているのは、Twitter、音楽再生履歴(Last.fm、自宅サーバ)、Amazon、TV番組表、自分のブログ(投稿と表示)、Wikipedia(複数)、プログラミングリファレンス(今は.Net、J2SE、Android)などなど。
Twitterは基本的にSeesmic Desktopのアプリを使うからWebを使わないのだが、他サイトから直接ツイートするときなどログインしておいたほうが便利なので開いている。Amazonは気になったものを直ぐ探したり、カートに入れたりできるように、TV番組表は新聞を購読していないから毎日使うから、Wikipediaはウォッチリストを使っているのとWikipedia内検索ならGoogle通さない方がいい時もあるため、また、音楽・鉄道・PC関連など分野ごとにタブを分けておくと「戻る」などのアクションでナビゲートが活かせるからタブが増える。プログラミングのリファレンスは趣味のため。複数環境で遊んでるからこんなになっている。クラスリファレンスは単一クラスを調べていると芋づる式に他のクラスを調べないといけないからタブが増える、というか同時に複数のクラスを見ないと効率が上がらない。
ということで35タブくらい開いている。
この状態で、Firefox3.6~4の時は1GBほどメモリを消費していた。Firefox5にしたら500MB弱になったようである。一部アドオン(EvernoteとSkype)が無効になっているから単純には比較できないけれども。
Chromeは最新版は使っていない(最近起動していないからアップデートがかかっていない)が少し前のバージョンならメモリ使用量は同じような状況だった。ただし、Chromeの場合はタブごと(厳密には正しくないが)にプロセスが上がるのでブラウザ全体のメモリ使用量がタスクマネージャで一目で見えないのだが。
使い勝手の面での比較だと、ここまでタブを開くと、デフォルトの横タブ表示だとChromeではfaviconしか見えなくなってしまうので、個々のタブの内容が選択するまでわからない。faviconが無いサイトや同じサイトを複数タブ開いているときは困る。Firefoxは常に固定幅でタブを表示してくれるのでTitleの先頭数文字が常に見えているから選択しなくても内容がある程度まではわかる。スクロールはマウスのホイール操作でできる。
Chromeにはタブの縦表示ができる。これならFirefoxのブックマークのようにタブが並ぶので上記のような問題はない。ただ、新規タブを追加したときの動きが私の使っていたバージョンでは感覚と逆だったので使わなくなってしまった。感覚としては、横タブの時に新規タブが右に増えていく。そして縦タブ表示では左のタブから順に上から下へと並ぶのだから、新規タブは一番下に出て欲しかったのだが、新規タブは一番上に出てきた。そして、タブの数が画面の縦サイズを超えたときにスクロールできるのかを検証する前に使うのをやめたのでその点がわからない。
Chromeがもう一つだけ、Firefoxよりもいい点は、レンダリングエンジンを別プロセスで起動するところだ。先にも書いたが、Windowsのタスクマネージャ(他のOSでも同等機能で見える)で見るとタブをたくさん開くほどにChromeという文字列を含んだプロセスが大量に実行されるようになる。これはHTMLのレンダリングエンジンが子プロセスとして実行されていくからだ。Firefoxなどはスレッドで実行していたと記憶している。プロセスで実行している利点は正常に動いている限りは何も無い。タスクマネージャにたくさん見えてうっとうしいくらいだ。ただ、私のようにたくさんのタブを開いて、特定のタブの処理が固まった場合、それがCPUを占拠、メモリを大量消費といった形でみえた時に、そのプロセスをOSの機能でピンポイントで落とせるという強みがある。これを実行した場合、よほど運が悪くなければChrome本体は実行されたまま、そのタブが「ダメ」画像が表示されて落ちることになる。そのタブをリロードするなり諦めるなりすればいい。
タブの表示とFirefox5になってメモリ消費量が軽くなってFirefox贔屓度がアップしている今日この頃なのだが、Evernoteクリッパーが動かないことだけが残念な日々を送っている。今はクリップしたいページはIEでひらいてクリップしている。アドオンのアップデートが待ち遠しい。
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