やけに放射線量を気にする人がネットに多い。
自治体のモニタリングポストの高さにケチをつけてみたり、自分で測りに行ったり。
もちろん、自分で測りに行く人の中には、きちんと計測方法を知っていて「ホットスポット」を割り出すために計測している人もいる。そういう人を非難するつもりは全くない。ただ、今回の原発の事故とは関係なく、空中放射線量を計測してきたモニタリングポストにケチをつけるのは違うのでは?と思う。
気温で考える。最高気温というのが発表される。しかし、それよりも高い気温が計測される場所はいくらでもある。閉めきった室内、エアコンを切った車のダッシュボードの上、いくらでも思いつく。でも、大多数の人は聞き流しているし、発表される最高気温から実際の「体感最高気温」というのを割り出して生活している。だから問題にならない。
まぁ、気温がどうなったからといって、熱中症に気を付けていれば死ぬことはないし、知らないうちに癌になってましたなんてのは紫外線による皮膚癌くらいだろうから話が違うだろうという反論は期待できる。
でも、放射線についても、気温と同様に、条件を揃えて、きちんと値の変化を見られるように計測しているわけなのである。だから地面について「も」調査して子供への影響を別途調べることは必要かもしれないが、モニタリングポストによって、平常時(事故前)と比べてどうなったかを見られるというのは大事なことなのである。モニタリングポストを動かしてしまったら、原発の影響がなくなったのが判断できなくなる。
百葉箱で測った気温で気温を発表されて、「子供はひなたで遊ぶんだからひなたの気温を教えてくれなければ意味が無い!」なんてケチを付けてるのと同次元にしか聞こえない。
それからガイガーカウンターを間違って使っているというらしい素人さんたち。私も素人だし、正しい使い方は知らない。Twitterで紹介された断片的情報を繋ぎあわせてだいたいイメージを掴んだぐらいだが、そもそもガイガーカウンターを手にしたことすらない。
で、間違って使って大騒ぎをしているのいうのは、熱湯にいれて100℃を表示している温度計を外気に出して下がる前に、「ここの気温は100℃だ!」と騒いでいるのと大差ないのでは?と思ってしまうのだ。
個人的には子供は可能なかぎり逃げる、40以上は現状なら関東なら症状が出る前に寿命が来るかな?と楽観的に考えている、39歳の戯言でした。
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