うちの地元のこと

今回の地震で家にいて心配したこと。

家の状況。壊れたりしないか。大丈夫だった。モノが壊れたりもなかった。

自分も怪我したりはしなかった。

被害の中心が関東ではなかったのも不幸中の幸いだった。

ただ、我が家の場所は少し微妙な場所にある。

東京ゼロメートル地帯の北限あたりに位置し、すぐ近くを綾瀬川という小河川が流れている。この川は荒川などのように大きくて有名ではないが、「日本一水質汚染された川」としては名が売れている。そしてまた、俗にいう「天井川」なのだ。川面は付近の地面よりも「かなり」高い位置にある。

万が一、堤防が決壊すればあたり一面水没する。もちろん、平野部で、丘などがないのだから、ビルの階上など以外逃げ場はない。で、地震と何が関係あるのか、というと、この川の堤防の上を首都高速6号線が走っているのだ。阪神淡路大震災でのあの阪神高速の光景を思い出すたび、あれが近所の首都高速で起きたら...と想像してしまうのである。

治水工事や下水道工事が進んだので、ここ25年以上、台風などで付近が水没した記憶はない。ただ、首都高速が落ちたら堤防が壊れる、とは思ってしまうのだ。多分それはニュースにはなりにくいだろうし、ニュースになった時点では遅いのだ。

私にとっては、海岸付近の液状化や、荒川河川敷の液状化、よりも、綾瀬川の上の首都高速が落ちるか落ちないか、その方が心配なのである。そして、落ちてしまったら最後、逃げる時間も場所もないのである。

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