SDカードの不思議

Macアプリの開発・テストに使っていたSDカードがおかしくなった。

ファイルが消せなくなった。それもどうやっても消えない。

まず、Macで。

Finderでゴミ箱に移動→ゴミ箱を空にする。消えて見える。アンマウント。カードを抜く。もう一度挿す、マウントされる。Finderで見る。消したはずのファイルが全部ある???

その2。ディスクユーティリティで消去を使う。当然、普通は駄目だったので、ゼロ消去35回を仕込んだ。16GBのカードなので残り時間7時間と表示されたので、寝てる間に実行しておいた。起きてFinderで見ると、ファイルが残っている。orz

こうなったら、Linuxを使ってみよう。幸いにして、先月から使っている新サーバにはカードリーダが内蔵されている。

カードを挿す。GNOMEがオートマウントする。ターミナルで除く。消したいファイルと、ゴミ箱になっているらしい隠しファイル、隠しディレクトリがいろいろと見えるので、rm -rfで全部消す。sync ; sync ; syncと大昔のまじないまで実行してみる。で、mountコマンドとdfコマンドで容量確認。usedが小さくなっている(音楽ファイルの合計が5GBほどあるので見ればわかる)ので消えたように見える。

こちらも、アンマウントしてカードを抜いて、挿し直して、もう一度見る。元通り...orz

3番目、Windows Vistaマシン。こちらもカードリーダは3.5inchベイに内蔵しているのでカードを挿すだけ。カードを挿してエクスプローラで見ようとするとフォーマットが必要ですと今までとは違う反応が。期待できそうだ。で、フォーマットを実行。もちろん、クイックフォーマットのチェックは外し、アロケーションサイズはデフォルトに戻すにしておく。しかし、フォーマットが終わろうかという頃、「失敗しました」のメッセージが...もう一度やっても同じ。orz

このカードは2008年5月に5年保証で買った物。まだ保証期間。初代はEeePC 4G-Xのディスクとして使っていた。しかし、2008年の暮れに初代がお亡くなりになった。Linux, Windows, デジカメ, どれでもフォーマットできなくなった。で、交換してもらった。それが今あるカード。じつは今あるカード、手元にきた時から少しおかしかったのだ。初代カードはEeePCに入れて、Linuxインストール時にExt4(当時3だったか?)ファイルシステム(パーテーション)を構築してインストール先メディアとして使えたのだが、この2代目はFATでしかフォーマットできず今までの用途ができなくなった。

一応、その旨問い合わせたのだが、デジカメとWindowsで使える以上、不良品とも言えず、送ってもそのまま送り返す可能性が高いと言われてあきらめた経緯があった。

そのカードがここへ来て完全に?壊れたようなのだ。

それにしても、PC用の記憶メディアの壊れ方で、読めなくなる、とか、書けなくなるってのはわかるけど、消せなくなるってのは初めての経験だな。でもWindowsからはアクセスできないんだから、ある意味、読めなくなっているのか。UNIX系のOSだけがなぜか読めてしまっているだけかもしれない(LinuxとMac OS X)。

5年保証と言いつつ、まだ同じ製品が売られているが、価格は当時のほぼ1/3になっている。まぁ、今回交換が成立すれば、送料を無視すれば3個使えたわけだし、カードが壊れて、失った重要データはないので、痛くもかゆくもないのだが、安メディアを使いつぶすか、永久保証のPQiのメディアを使うか微妙だな。PQiの場合は永久保証だから、モノがあれば保証対象にしてくれるけど、今回の場合、5年と長い保証、便利なようで、伝票、または受注番号(楽天で買ったから買い物履歴で見れる)が必要になる。結構面倒だ。Amazonとかでもそうだけど、こういったものを通販して、わざわざ伝票を取っておけるかと言う問題もあるし、取っておいたとして、必要な伝票が、保証を受ける段階になって適切に引っ張り出せるか、という問題もある。難しい。

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