今年2レース目の新規の市街地コースでのレース。しかも開催が夜。ライトのないF1での走行はどうなのか、と思っていたが予選の中継で明るさがわかった。
必要以上に明るいのではないかとも思うが、F1での速度でどうなるかがわからないので必要なのであろう。でも、レーシングカーの走行というのは環境にやさしくはないのもであるが、あの照明、ますます環境にやさしくないな、と思った。
レースはほぼ予選順に淡々と進んだが、ピケJr.のクラッシュでセーフティカーが入るとレースが動いた。いつも思うのだが、セーフティカーが必ずしも先頭を押さえないから順位が変に動く。
今回はたまたまそこを走っていたアロンソがいい思いをしたような気がする。
そして、ピット作業でフェラーリがまたやらかしてくれた。リグが抜けていないのにマッサにOKのシグナルを出した(中継が正しければ、だが)。これでマッサが脱落。ハミルトンファンの私には願ってもない展開。
それにしても、アロンソはこのセーフティカーでいい位置を確保した後は本当に強いレースをした。けちのつけようがない。さすがはチャンピオンだ。
終盤に2度目のセーフティカーが入ったが、明らかにマッサの行動でクラッシュが起きたように中継では見えたのに、ペナルティがない。なんとなく不思議だ。
2度目のセーフティカーはアロンソの前で先頭を押さえたので順位の変動がなく、普通にレースが流れた。
アロンソが魅せた強いレースは印象的だった。完璧にペースの出し入れと後続との感覚を制御して見せ、レースを自分の手のひらで転がして見せた、そんな印象だ。
ハミルトンは3位をキープして、マッサとのポイント差を7点に広げた。セーフティではないが、ポイント圏内を確保してリタイアがなければチャンピオンになれるかもしれない。
次は日本GP、2週間後だ。今年の富士はどんなコンディションになるのかな?まともなレースになって欲しい。
さて、今回のシンガポールGPについて、初のナイトレース、しかも市街地というコメントが中継でよく聞かれたが、市街地だからこそ夜レースができるのだと思うのだが。たとえば、日本で富士スピードウェイで夜レースをやったとしたら...帰れない。ということになるでしょう。サーキット周辺にホテルが全観客分用意されてるか、大キャンプ場でもあるなら話は別だが。まぁ、当たり前といえば当たり前だと思うのだが。
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