映画館で映画を見る理由

最近映画館で映画をよく見る。

ちなみに、見て気に入った映画はDVDも購入する。

大型テレビやホームシアターも普及したので、昔から言われている大画面・大音量というだけなら映画館に行く価値は相対的に下がったと言える。

テレビの画面が映画と同じ比率になったので大画面を有効に使えるようになったし、大音量だって映画館でも腹から揺さぶられるほどは大きくないからヘッドホンでも気にならなければいいかもしれない。

それでも映画館が好きだ。

あの暗闇の中、視界いっぱいのスクリーン、そして家では絶対に実現できない「無音の世界」。これが私が映画館に求める環境。

家ではどうしても真っ暗闇にはならないのし、外からの音が入ってくるから集中できない。入り込みきれない。それが映画館ではできる。

だから、まわりで、ひそひそ話されたり、携帯使われたり、ガサガサ物音たてて食べられたりされるとムカッとするのかもしれない。

あと、MOVIXでは予告編の前にテーマソングが流れて、正確には覚えていないけれども、「みんなで笑って泣けば感動100倍」みたいのが歌詞にあるのだけど、これも反対。ツボが他人と違うと違和感がある。

笑うことを「強要」される「さらば愛しの大統領」でさえ、観客全員が笑うようなシーンってなかった気がする。自分とずれたツボで笑われたり声を上げて泣かれたりするとかえって冷静になったりしないかな?もちろん映画見て笑うなとか泣くな、とか言うつもりはなくて笑っても泣いてもいいんだけど、芸人のコント見に行ってるわけでもなく、ドッカーンとわくようなシーンってそれほどあるわけでもなく、個人的には観客全員が号泣するような映画を選んでいるつもりはないわけで。

ようするにそういうことです。

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